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ひとりごと ~障害・福祉・医療・子育てを考える~

発達障害の子を持つ親として、また医療・福祉・介護にかかわる仕事を 通 して感じたことをつづるブログです.

大人の発達障害

 発達障害の研修会に参加してきました。アスペルガー症候群の当事者方の講演でした。今は、同じアスペルガーの男性と結婚し、仕事もなさっている方です。
 自分の育った環境や、小学校時代、中学、高校時代とその時々で悩んだことや、当時こうしてほしかったことなど、いろいろとお話してくださり、発達障害者の抱える生きにくさというものに共感させられました。

 親として、支援者としてどのようにわが子に、そして支援を望む人に関わっていくべきかの示唆を与えてもらったように思います。
 
 昔は、「発達障害」などと言わなくても「ちょっと変わっている個性的な人」くらいで済んでいたことも、そしてそういう人たちだって自分の個性を発揮できる世界で十分生きていけた時代だったのだろう。それが今は、そういう世界(仕事の分野も含め)がますます狭まり、対人関係やコミュニケーションを要求するようなことが多くなった分だけ、発達障害者と言われる人たちにとっては生きにくさが表面化してきてしまっているような気がします。

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成年後見制度について思うこと(2)

 市民後見人養成講座のカリキュラムがようやく終わろうとしています。長かったようで短かった1年間でした。
講座を修了した後、受講生の中でNPO法人を立ち上げ、実際に後見活動に取り組もうと意欲的に燃えている方々も多くおります。
 今後この制度がより一般に浸透していくのか・・・。実際にはまだまだ課題が多いと言うのが講座を受講してみての実感です。
 
 高齢者の分野では、今後増え続ける認知症高齢者においては、財産管理などにおいて成年後見制度の活用が見込まれるかもしれません。しかし障害者の後見となると、申し立てそのものがまだまだ少ないのが現実です。
 その理由としては、①親がまだ元気なうちは後見人の必要性を感じないこと、②障害者のサービス利用契約は親でも可能になっている、③後見人に支払う報酬や鑑定に係る費用などの問題、④後見人との人間関係、⑤選挙権の問題・・などがあげられると思います。
 とくに後見人と被後見人(障害者)の人間関係(相性)について、不安に思う親御さんは多いです。障害者は高齢者と違って後見人との人間関係は親亡きあとも長く続きます。最初は相性がよかったのに、長い経過の中では障害者の価値観も変わってきたりしてお互いの気持ちのずれにより、わが子が不利益を被らないかと先々のことまで不安に思ってしまうのです。
 特に障害者の場合は「財産管理」よりも「「身上監護」がかなりの部分を占めますから、わが子の障害特性を理解して信頼関係を築ける後見人が本当に見つかるのか、そこのところが大きなネックです。
 実際に、これまでの歴史の中では、障害者の面倒は身内で何とかしてきたというのが実際のところですが、これからは兄弟姉妹にもそれぞれの人生があるからと、親の方がかえって遠慮してしまう傾向もあるのかなあと思います。
 わが子の将来が安心したものであるようにと、親御さんなら誰もが願うところです。市民後見人はこれからどのように活躍の幅が広がるのかは未知数ですが、本当の意味で市民の目線で、地域福祉の観点から障害者や高齢者の代弁者になってほしいものだと思います。

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所長さんからの学び

 あるケアマネジャーさんが支援している90歳代の母親とその息子さん(70代)の二人暮らしのお宅。息子さんはその地域では「変わっている人」というレッテルを貼られているような方でした。
 自分なりのポリシーが強く、ちょっとでも自分の価値観に合わない支援や言動にはかなり敏感に反応するような方でした。

 ちょっと人とは違った感じ方、考えをすると、世間的には「変わり者」というレッテルをを貼られてしまいがちです。とかく人間は自分の価値観と合わない場合に、先入観で相手を見がちです。関わるスタッフがどこまで相手の価値観にも添うことができるのかが問われるところです。
 
 その親子に関わったヘルパー事業所の所長さんは、とても肯定的に息子さんをとらえてくださっていました。決して自分たちの価値観や考えを押し付けることなく、あくまでも傾聴に徹して、指示されたケアを黙々とこなしてくれました。それを事業所のスタッフ全員で共有し、関わり方も統一してケアにあたりました。
 その結果、この息子さんは「親方(所長さん)の指導がいい」とこの事業所に全幅の信頼を寄せてくれていました。
 所長さんは「Kさんのお宅に行くと、ヘルパーとしてそういう方へのコミュニケーションの取り方が大変学ばされた」と話してくださいました。
 
 日ごろ、私たちは(相手の)外見や生活状況や考え方などが、自分の枠組みから外れたところにある人に対しては、何となく受け入れにくいものを感じてしまうことがあります。

 ケアや支援の中で、どうしても「あの人はああいうキャラだから。」とか言って相手の方が悪者になったり、支援困難ケースとして取り上げてしまったりして、支援がうまくいかないのを相手のせいにしてしまったり・・・。
 いくら口では理解しているようなことを言っても、こういうことって態度や表情に表れてしまいがちです。

 世間から「変わり者」だと言われている人を、こちらも「変わり者」として関わったら、相手もこちら側には真意をみせてはくれないでしょう。
 人を先入観で評価しない姿勢って大事ですよね。

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ケアマネ更新研修

 ケアマネの更新研修(2回目)に行ってきました。ケアマネジャーは国で決めた義務研修があるのに、サービス事業者にはなぜそういう研修制度がないのでしょうか。いつも疑問に思います。
 
 介護保険制度が始まって10年が経過した今でも、研修で講師が言うことには、
『ケアマネジャーのアセスメントが不十分で、ケアプランの質が問題である』
だそうです・・・。

 研修スタイルにも課題が多いような気がしますが・・。(大勢の受講生を集めてどこかの大きな会場で、暗い所でパワーポイントを見ながらの講義形式は、ほんと眠っている人も・・・)

 ただ単に出席していれば単位が取れると思う人もいるし、研修でどこまで身についたかなんて評価は誰もしてくれないし。本当に質を担保するのであれば、少人数制にしてもっときめ細かなカリキュラムを作るか、コミュニケーション能力を評価したり、ケアプランを通しての口頭試験のようなもののほうが効果てきめんなのでは?とも思ったりして。(カリキュラムを作る方は大変だけど)
 
 研修を受けても、実践の場になると利用者とのコミュニケーション能力の部分がすとんと抜け落ちている人はけっこういるのうな気がします。ましてや昔のケアマネジャーは、自分なりの仕事パターンが出来上がっているからいまさらあれこれ助言されて課題を克服するなんて意欲もない人はないし・・。
 
 本当にケアマネジャーとしての資質があるかどうか、講義形式だけではなかなか難しい。日ごろの職場ごとに資質向上の学びは得ているかもしれませんが、最近の研修はやたら法令順守のもと運営基準の内容が多いような気もします(それはそれで大事な部分ですが)
 もっと実践の場での研修(スーパービジョン)や口頭試問のような個別的なやり方も取り入れないと、本当に質を担保することって難しいのかもしれないと思います。
 
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Author:TTmama
医療・福祉・介護分野で仕事をしてきました。息子が発達障害をもっています。仕事や子育てを通して感じたことを個人の見解として綴っています。

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