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ひとりごと ~障害・福祉・医療・子育てを考える~

発達障害の子を持つ親として、また医療・福祉・介護にかかわる仕事を 通 して感じたことをつづるブログです.

支援者 あれこれ

 このブログにリンクを貼らせていただいている「障害者じゃなく、支援者が変わろう」さんの「ブログ」Vol.34に書かれてる内容・・・本当にそのとおりですね。

 昔から、福祉関係の支援者はたくさんいました。もちろん大学で福祉を学んだ人は、その専門職として障害者施設で仕事をしてきたことでしょう。
 誤解を恐れずにいえば、昔の障害者福祉は障害者を施設に「収容」して「保護してあげる、面倒をみれあげる」といった色合いが濃かったと思います。
 しかし、昨今は地域福祉の名の下で、さまざまな事業所も立ちあがり、また利用する障害者も多様化したり、個人の価値意識もさまざま。そんな背景のなかで、支援者はどうあるべきかという視点が問われてくると思います。

 最初から「障害者なんだから・・・」というレッテル化、ラベリングした見方。
 そして、その障害ゆえに、「したいことをあきらめろ、所詮挑戦しても無駄」という支援者側の態度。
こんな態度の支援者って確かに存在します。

 発達障害と思わしき人へのいわれもない偏見。職場でもそれらしき疑いの人は何人か存在しているようですが、メンタルで休んでいる職員に対しても、「給料泥棒している、早くやめればいいのに…」と陰口をたたく者、「あの人ちょっと変わっているし・・」「ああいう人って、こうなのよね」と揶揄する声も。きっと効率が優先されるような雰囲気の職場では、一定割合でこういう評価をしそうなタイプの人って存在していると思います。

 障害者の作業所でも、福祉的就労の場でも支援する側が最初から「できない」ものとして関わっているから、いつまでも工賃が安いことへも何の疑問も持たない。「所詮、障害者が仕事をするなんてたかが知れてる」と。
 自分たち職員が、いかに企業感覚のような視点を、売れる商品を作るかという発想にならないところは、いつまでも「補助金頼み」に甘んじた経営しかできない。

 無認可作業所から立ちあがり、今や企業顔負けの食品を作って付加価値をつけ、そのブランド力を誇り、さらに日々商品開発に余念のない作業所も実際あります。
 

 「支援する」とは何か?

 ただ、知っている知識、習った専門的知識だけで「発達障害とは、こういうことができない」「精神障害は・・」「知的障害は・・」と目の前の人間を見ないで、その人に備わっている「個別の特性」をさも知ったかぶりをして評論しあい、できない部分にのみ目を向け「だからやっぱり、こういう人たちはそれだけの人間」かのような目線で対応しようとする。

 一番耳障りなことは、相手の対象者を「知的の息子」「精神の娘」なんて枕詞をつけたがり、そうやっていっぱしの評価をしているつもりなのでしょうが、そこには相手に対する尊厳もなにもない。あくまでも知識として習ったことを目の前の対象者に当てはめて批評しているだけです。
 
 そして、この先発達障害(診断がついていなくても、そういう特性も持ち合わせている人も含めて)や精神障害・知的障害などの子どもを抱える親が高齢になり、子どもも成人後は何らかの支援が必要になってくる場合、「こういう人たちってこれからますます増えていくのよねえ・・。」「こういう人たちばかり増えていくと困るよね」と平気で口にする支援者すらいます。みな自分には関係のない人ごとだから何でも言えるし、そこに「寄り添う」という視点はまったくありません。
 
 そのくせ、そういう人に限って「私との関わりで対象者が、“ああ、生きててよかった!”と思ってもらえたらうれしい・・」なんていうのですから・・。自己満足の目的のために、障害を持つ人や支援を求める人に関わっているとしか思えません。

 親だっていつまでも元気でいられるわけではありませんが、子どものことについはみな一生懸命に障害のある子と関わりその中にも生きがいを見いだしながらも人生を共に歩んできています。将来的に親も高齢になり、親子ともども何らかの支援が必要になるかもしれません。
 しかし、支援者というのは、その生活歴において、幼少時からずっと関わっているわけではありません。あくまでも「点」でのお付き合い。これまでの生きてきた背景や親の思いにも寄り添わずに、ただ目の前の「困った出来事」にだけ何とかしようと関わり、相手を「障害」「できない」という視点から評価し、「私たちが何とか支援してあげましょう」となる。
 
 支援する姿勢を表では見せながらも腹の中ではそんな風に感じている接しているのか、また張り切っウウズウズと待ち構えて自分なりの価値観でもって支援を展開したいと思っているのか・・。 

 「障害者への偏見をなくそう」「障害者理解を」なんて声をあげても、世の中のある一定数の人は(専門家や支援者も含めて)障害者に対する偏見はあるのです。
 特に専門職や支援者のなかには表面上は理解のあるような態度は示していても、その態度や言動を聞いていれば、腹の中でその人が障害を持つ人をどういう位置から見ているかなんて一目瞭然です。そしてそれを敏感に感じ取るのも、当の障害を抱える人たちなのです。

 支援に近い場にもいて、さらにいつかは支援される立場にもなるだろう自分の立ち位置を考えたときに、自分の身近にいる支援者(といわれる人たち)の姿勢は、私の評価の視点でもあります。

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医療・福祉・介護分野で仕事をしてきました。息子が発達障害をもっています。仕事や子育てを通して感じたことを個人の見解として綴っています。

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