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ひとりごと ~障害・福祉・医療・子育てを考える~

発達障害の子を持つ親として、また医療・福祉・介護にかかわる仕事を 通 して感じたことをつづるブログです.

子どもの交友関係

 小学校時代にわが家に遊びに来た事のあるA君。今はいわゆる「不良」になっていると、A君と遊び仲間だったK君のお母さんから聞きました。
 最初は服装の乱れや、教師への態度の悪さ・・・などからいろいろと目立つ存在になっていったようですが・・。

 中学校では数人の「不良組」がいるらしく、そこに人のいいK君もときどき呼び出されては一緒に行動してしまうことがあるので、お母さんは心配しておられました。
 K君はあるスポーツの部活動では地区大会優勝もしており、県大会でも成績を上げると高校推薦も期待できるお子さんなので、親御さんも気が気ではないのだと言います。

 先日K君がわが家に連れてきた友だちのT君のことを話したら、「あの子もその不良仲間の一人なんだ、あの子がくると家のものがなくなるっていう噂もあるので、あまりそういう子を家に入れない方がいいよ」「うちの子にもそういう友だちを連れて他の人の家には上がるなと言ってあるんだけど」と。

 A君とは小学校時代は違うクラスだったけど、息子の友人であったK君を通して小学校時代は何かと一緒に遊んだ間柄です。いろいろ聞くと両親が離婚されていますが、根はやさしいお子さんです。
 なによりも、K君にしろA君にしろ、小学校時代は発達障害を持つわが子に対等につきあってくれ、彼らたちのすきなゲームを通じて交流をていました。
 みんなけっして勉強がすきなタイプではないけど、心根は優しいお子さんたちだと思っています。

 非行や不良になる背景などは、家庭的な問題ばかりではないような気がします。

 K君もその体格や風貌からそういう目で見られ、学校ではけっこう先生にも逆らう場面が多く、教師たちから目をつけられやすいタイプのお子さんです。
 依然、K君の部活動の顧問をしていた先生は、そんなK君のことを「あいつは悪ガキぶっているが、芯は優しい子だ。口先だけの教師にはことごとく反発する。だから自分たちも生徒の前では態度を律していかなければ、生徒は教師を信用しない」と、評価していることを話してくれたことがありました。たまたま学校とは関係のない場所でその先生と偶然ある会合でお会いしたときでした。
 わが子の体育の授業も担当してくれたようで、その口ぶりから伺うに子どもから学ぼうとする謙虚な先生なのだなぁと感じました。K君のことも決して否定的な評価ではなく、しっかり認めてくれる先生でした。
 しかし、その先生は息子たちが2年生に進級するときに、別の中学校に転任になりました。それもそのスポーツの部活動のない山間の小中学校の併設の学校へ。K君のお母さんいわく、「あの先生は左遷されたってもっぱらのうわさだよ。いい先生だったのに、うちのKなんかとても信頼していたのに。校長となにかあったんじゃないか。あんないい先生が異動になるなんて・・・」。

 K君のことを理解する先生が学校にいなくなり、それに今のK君の担任は、「あの先生は外面はいいけど、生徒たちにはなにかと厳しらしい。親や教師間に向ける顔と子どもたちに向ける顔が違うようだ」と親や生徒たちが評価している先生なのだそうです。
 なんでも注意されることをする張本人はいつもK君というレッテルを貼られているのだとか・・・。その先生は頭ごなしに「K、お前がやったんだろう」と、有無を言わさず決めつけるとか。

 教師が生徒を見る目線の違いによって、子どもたちの教師を信頼する気持ちも当然違ってきます。K君のように大人のごますり的な態度を見抜き、そこに正面切って反発してくるタイプの子もいます。それが「反抗的なやつ、なまいきなやつ」という評価になり、逆に教師からも目をつけられる存在になってしまう。生徒が感じる大人の悪い面を口頭で指摘しても、大人側の論理でいとも簡単にねじ伏せられてしまう。従って、そういう子どもたちは態度や行動で反発せざるを得なくなる。
 しかし、大部分の生徒たちは自分可愛さに、そういう大人のいやらしさを見ていても表にださず、内面にしまったまま成長していくでしょう。
 自分は信頼してもらえない、いつも自分のせいにされる、教師から「ダメなやつ」と評価された子どもたちのいきつくところは・・・です。
 
 親も子どもがそういう噂を立てられ、「あの子とは遊ばないように」と言われていることを感じれば、ますますその地域からも孤立してしまい、親もかなりストレスを抱えてしまうでしょう。親だけはわが子が今、そういう非行に走っていったとしても、本来の子どもの内面の寂しさを理解し守ってあげられる存在になっていかなければと思います。
 
 そして、A君も決して悪い子ではない、人は生まれながらに悪い子はいない。あまりそういう先入観で子どもを見る事だけはしたくないのです。
 「あの子に気をつけるように」なんていう忠告もありますが、何より息子をバカにしたりもしないし、対等に接してくれるA君やK君。それだけでも十分に優しい子ではないでしょうか。
 やたら教師受けのする生徒よりもよっぽど人間性はある子どもたちだと思うのです。(そっちの方がよっぽど、息子たちのような子を色眼鏡で見ていることの方が多いですから)

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Author:TTmama
医療・福祉・介護分野で仕事をしてきました。息子が発達障害をもっています。仕事や子育てを通して感じたことを個人の見解として綴っています。

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