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ひとりごと ~障害・福祉・医療・子育てを考える~

発達障害の子を持つ親として、また医療・福祉・介護にかかわる仕事を 通 して感じたことをつづるブログです.

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プラン通りにはいかない支援

日頃支援をしている相手(対象者)が、支援者の思うようなプランニング通りに生活が成り立っていかないケースがあります。
 
 そういう対象者は、自分たちの支援のプランを拒否する「いうことを聞かない厄介な人」という評価を安易に下しがちです。
 
 ケアマネジャーでも家族の想いと利用者の想いの狭間に立ち往々してしまう場合もあります。
 ある高齢の一人暮らしの男性は、サービスの利用に心が傾いても「お金はいくらかかるの?」と言っては「やっぱりやめる」とサービスを拒否してしまいます。決して払えるお金がないわけではありません。お金はあっても自分のために払いたくはないのです。その根底には「自分の世話を嫁がするのが当然」という意識があるようです。「家族だったらただなのに…」「家族だったらこんな年寄りの面倒をみるのが当たり前」という本音。
 しかし、家族にしてみれば、「舅は甘えている。もっと自分でできるはず」「こちらが家事を手伝ってしまえば依存的になる~、本人のためにはならない。あえて叱咤激励しているんだ」との言いぶりです。
 もともとの本人と息子夫婦の確執があったのだろうと思います。
 若い時の家族関係がそのまま高齢になっても尾を引くケースが多いと思います。双方にそれぞれの言い分があるわけですが、利用者の本心は「もっと家族に自分の事に関心を向けてほしい」ということなのでしょう。
 いくらサービスで埋め合わせをしても、その「寂しさ」は埋め合わせができません。
 ケアマネジャーも、「自分でできないことが増えてくれば、誰かの助けが必要で、家族も忙しくて関われないと言うならば、お金はかかるけどヘルパーさんなどを使って援助してもらうようにしたらどうでしょう」と言っても、家族の愛情をお金で補うようなプランにはすんなりと首を縦に振ろうとしません。
 
 家族も「今の保険制度って、家族にも支援してほしいというけど、社会的に支援していくための介護保険でしょう?どうして保険でサービスを入れられないんですか?」と言ってきます。

 職場に戻った担当のケアマネジャーは、周囲の同僚たちに「本当に嫌になっちゃう」と、訪問先での会話を誇張して再現して聞かせています。

 そうすると、この利用者に対する評価は、「お金があるのに使いたがらないケチな老人」というレッテルを貼りがちです。そして「ああいう性格だから、嫁さんも寄ってこないんだよ。嫁だから自分の世話をするのが当たり前という態度では、誰もかまいたくなくなるよねえ」と、勝手にそれぞれの価値観で批評し合っています。
 意外と、そんな会話って当事者たちの知らないところでは、ケアマネジャーの愚痴も含めて案外利用者や家族を自分たちのパターン化された思考のなかで勝手に批評しあっていることって多いのではないでしょうか。

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医療・福祉・介護分野で仕事をしてきました。息子が発達障害をもっています。仕事や子育てを通して感じたことを個人の見解として綴っています。

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