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ひとりごと ~障害・福祉・医療・子育てを考える~

発達障害の子を持つ親として、また医療・福祉・介護にかかわる仕事を 通 して感じたことをつづるブログです.

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意向はさまざま

 先月まで要介護の認定だった高齢者(女性)が、今月から要支援認定になったことで、これまでケアプランを担当していた居宅介護支援事業所から包括支援センターへプラン作成変更の依頼が入りました。
 訪問してみると、最初に申請した時は、転倒を機にベッドに臥せるようになり、閉じこもるようになり、入浴も一人ではできないという状況になり、ヘルパーの介助で入浴を行っていました。
 しかし、今回は、半年過ぎてある程度状態は改善したものの、まだ抑うつ状態は続いていました。
 入浴については本来一人で入れないレベルではないのですが、家族も多く皆仕事をしており入る順番も(若い人から)決まっているため、どうしても年寄りが後回しになってしまう。そうすると結局本人は入りたがらない。だから日中ヘルパーさんの見守りで入浴を支援していただきたいというお嫁さんの希望と本人の意向でした。
 本来、こういう場合、できれば日中の閉じこもり防止や交流目的のためにも(入浴も含めて)通所サービスの利用を勧めることが推奨されています。
 ご本人にも、要支援になったことをきっかけに、今スグではないにしても今後は気分転換にも通所サービスの利用を勧めてみましたが、お嫁さんもご本人も「今のままでいい」「うつ傾向があるので、あまり刺激をしたくない。本人に無理強いさせたくない」という意見でした。
 ご本人はこれまで旦那さんが生きていたころは社交的で地区の老人クラブにも参加したり趣味活動もなさっていましたが、3年前に旦那さんが亡くなった後は、気力もうせがちになっていったとのこと。しかし、それでも畑仕事をしたり散歩など自分なりに積極的に活動していたようです。転倒をきっかけに(骨折ではなかったものの)、それまでできていたことが、精神的な落ち込みとともに気分や気力の低下を招いてしまったようです。
 本来、このような状態の高齢者には、「閉じこもり・うつ予防」の名のもと、さかんにケアマネや行政的にはなんとか通所サービスへと誘おうとする支援策を展開しようとします。
 しかし、このような高齢者の心理状態や家族の生活状況や家族との関係を総合的に聞きとりしていると、ご本人の「行きたくない」という意思も強く、家族も「今のおばあちゃんの状態を受け入れ」て生活しているということがうかがえてきて、こういう生活もありでいいんじゃないかと思えてきます。
 この高齢者のように、一般論として(自分たちが考える方向へ)こうあるべき方向へ支援方針を進めようとしても、理想論だけでは語れないそれぞれの当事者の想いにも寄り添おうとすればするほど、どのような援助方針をたてるのかというところは当事者の話をしっかりと聴くところからしか始まらない気がします。

 
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医療・福祉・介護分野で仕事をしてきました。息子が発達障害をもっています。仕事や子育てを通して感じたことを個人の見解として綴っています。

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