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ひとりごと ~障害・福祉・医療・子育てを考える~

発達障害の子を持つ親として、また医療・福祉・介護にかかわる仕事を 通 して感じたことをつづるブログです.

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レッテルを貼りたがる支援者と親身になってケアする支援者

 最初から「あの人はああいう性格だからダメなんだ」「自分たちのいうことを聞き入れようとしないからうまくいかないんだ」と自分達支援者のいうことを聞かせようと「指導的に」かかわろうとする人たちへの有言無言の反抗をする利用者がいます。

 利用者は支援者のそういう態度が嫌いなので、支援者が言うことを聞かせようとすればするほど、かたくなに抵抗します。
 そういう人に限って「私たちの言うことを聞かない厄介な人」とすぐ相手に対してレッテルを貼りたがります。自分の支援の姿勢は棚に上げて・・。
そう言う支援者はその時点で相手(利用者)を下に見ているので、余計利用者もその力関係を微妙に察知し、〝自分はあなた達の奴隷にはなるまい”と、感覚的に拒否してしまうのかもしれません。
 ある利用者はそういう支援者が〝正論的な”アドバイスをしようとすると、とたんに両手で耳をふさぎ聞きたくないという態度を示します。
 しかし、支援者の方はそのような利用者の態度を、「都合が悪くなると、タヌキになって知らんぷり」「ああいう性格だからダメなんだ」とますます相手を非難するようになります。自分たちの支援がいつも〝正しく”自分たちの助言を受け入れない相手は〝困難事例”としてカウントされていくことになります。

 認知症の妻を虚弱の夫が介護している世帯で、以前ヘルパーも入っていましたが、やはりそういう指導的なヘルパーの関わりに拒否し、「ヘルパーなんか絶対使わない」と言っていた老夫婦世帯がありました。しかし徐々に自分の体力の低下につれ、介護も限界に近くなってきており、不適切な介護が招く数々の問題が生じてくるようになりました。
 新しく入ったヘルパー事業所のヘルパーさんは介護者の夫の心情や環境にもまずは受容的に関わり、決して利用者世帯を「指導的にどうしよう」という関わりではなく、まずは信頼関係を築くことから始め徐々に夫の信頼を得て行きました。
 最初のヘルパーのイメージが強かった夫も、次第に今のヘルパーの支援を素直に受け入れるようになり、今ではそのヘルパーに全幅の信頼をおくようになりました。ヘルパーの助言にも素直に従い、今では生命も危ぶまれていた妻の体調もすこぶる良くなり、夫もヘルパーと一緒に適切な介護方法も身につけて行きました。
 
 関わる支援者がどのように当事者(利用者)の個性を肯定的に受け止め、信頼関係を築きながらら接していけば、基本的に人は、その両者の人間関係によって信頼をつかみ、ひいては介護環境も改善されていくのだと思います。
 
 ただ、そういうことは頭では理解していても、実際に接していく中では、本音の部分で支援者がそういう状況や利用者の個性を受け入れることが困難な人ってけっこういるんです。支援者のプライドが許さないというような・・・。

 これからの介護業界、「地域ケア会議」だの多職種連携だのが盛んに言われる。関わる職種が多くなればなるほど、一人一人の専門職の価値観や利用者への目線や姿勢の違いにより、利用者をとりまく状況は左右される。
 利用者のよりよい生活への構築のための連携も、時として支援者間の縄張り争いになったり、支援者同士の批判が始ったりすることだって、現場にいれば誰だって多かれ少なかれ経験するでしょう。
 残念ながら、支援者のそういう態度を批判的に書いているブログというのもけっこう多いものです。

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