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ひとりごと ~障害・福祉・医療・子育てを考える~

発達障害の子を持つ親として、また医療・福祉・介護にかかわる仕事を 通 して感じたことをつづるブログです.

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不登校の親の会

  不登校の子どもを持つ親の会に参加して感じることです。

  その会を主宰する人は自身も二人のお子さんが不登校を経験し、自分が悩んできたことやその後の子どもの立ち直りなどの経験を、同じ悩みを持つ親同士で共有したいとの思いで立ち上げた会です。
  その会は比較的最近立ち上がった会なので立ち上げから参加していました。
  そこも、あるNPO法人がバックアップしているため、微妙にそのNPOの思想がはいってしまう面もあります。
  
  親の会に参加した母親(父親の参加も少数あり)たちは、顔を合わせるたびにみな一言ずつ最近のわが子の様子や親の心模様をしゃべり、同じ経験のある親や悩みを克服した親たちから共感の言葉や助言などもあり、お互いに情報を共有したり安心感を得る場にもなっていることも確かです。
 しかし、中には毎回参加しても子どもの状況は変わらず、親の心模様も晴れないままにみんなの話を聞いていなければならない方もいたりします。
 自分の中でいろんなことが消化されない親たちは、徐々に足が遠のき来なくなったりもします。
 また、口では「学校なんか行かなくても、楽しく生きていければいいよ」と悟ったような言い方をしていても、話題に上がるのは、「でもやっぱり学力は必要だよね。学習支援をしてくれるところはないか」と言う話になり、「高校はどうする」という話題になります。
 不登校そのものを否定はしなくても、先の将来への準備としてはやはり、基礎学力を身につけさせたいという気持ちはみな共通するものがあるようです。
 「親が変われば子どもも変わる」とばかりに変わった子を持つ母親は、自分の体験談(成功談?)を語っていくのですが、ぜんぜん進展がない親にとっては、そういう話を聞くことは心のなかでは苦しくせつなく感じることもあるのではと思います。
 誰かの成功(良い方向に変わったこと)はわが子の失敗を見せつけられるような感覚になり、親としてのいたらなさをつきつけられるような気分になります。 
 ある母親は4人の子どものうち3人が不登校・引き子もり体験者で、現在進行形。おまけに唯一問題がなかった子どもさんも大学生になった1年目に不登校になりかけています。
 そのお母さんが「○○さん(代表世話人)が、お子さんが学校に行くようになってよかったのだけれど、なんだか周りがいい方向にいくとかえって気分が沈んでしまう自分がいる」と率直な感想を話してくれたことがありました。

 たしかに学校信仰でがんじがらめになっている頭の中の価値意識を変えることで、子どもも救われ本来の自分を取り戻し学校以外の居場所や、新たな生き方を求めて立ち上がろうとする親や子どもは素敵です。
 「普通の」(といわれる)であれば。学校へ行かなくなっても、自分なりに別の場所や環境に居場所を見つけたり、勉強の機会(塾やフリースクールなど)を持つことは(本人の意欲さえされば)できます。
 しかし、中には子ども自身の持つ本来の特性からなかなか抜け出ることができないお子さんもいることも事実です。
 社会不安障害や対人恐怖、強迫性障害、うつ症状など何らかの精神症状を併せ持つ子どもさんにとって、不登校や引きこもりはある意味必然のことだったのかもしれません。
 親がこういう会に参加して親としての学びをえたとしても、それがそのままわが子に応用できないこともあります。
 学校に行かないだけでなく、生活からも引きこもる子も。
 そういう子を持つ親にとっては、いい方向に変化していくほかの親子のエピソードは、顔では笑っていても心では正直な気持ちとしては自分だけが取り残されていくような心境になるのかもしれません。
 発達障害の二次障害といえるようなものや精神症状も併せ持つタイプの子どもを持つ親にとっては、単なる不登校というカテゴリーの部分だけで話を進められてもどこかピンとこない複雑な思いがあるのです。
 

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