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ひとりごと ~障害・福祉・医療・子育てを考える~

発達障害の子を持つ親として、また医療・福祉・介護にかかわる仕事を 通 して感じたことをつづるブログです.

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乙武さんにみる障害者イメージ

『五体不満足』の著者である乙武さんが、以前不倫報道でマスコミをにぎわせました。
あの報道があってしばらくはメディアの露出もさけていましたが、最近ボチボチとあのころの心境や障害者としての自分のことについて本音の部分で話された内容がネットニュースにでていました。

『五体不満足』はベストセラーになりました。
そして乙武さんの明るく前向きな姿は『障害者の頑張る姿』として世間にイメージングされていきました。
しかし、乙武さんはしだいにそんな自分へのイメージを払拭したくて、けっこうメディアを通してあのころから何気なく下ネタ話題を振りまいたりをしていましたが、「自分がいいことを言っている所、がんばっている所、そういう所を平面的に切り取られてそこだけをマスコミは必要としてくる」として「がんばる障害者像」を求められていったと言います。
自分だって障害者という前に思春期・青年期の異性にも関心を持つ一人の男なんだと言いたかったのでしたが、障害者であることが前面に出され、乙武さんというイメージを作り上げたのでした。
24時間テレビが映し出す「愛と感動を与える存在としての障害者像」をメディアは求めてきたのでした。
「障害者は清廉たれ、障害者は潔白たれ」と聖人君子の仮面に18年間苦しめられた」と語っています。

乙武さんが『五体不満足』を出版しようとした動機の一つに、「自分は障害を持っているけど、楽しく生きているよ」という障害者へのマイナスイメージの払拭を世間に求めていきたいという思いもあったとのことです。
しかし、自分の思いとは裏腹に、障害当事者・家族からのバッシングが多かったと言います。

「あなたはたまたま家庭環境に恵まれていただけだ(親が最初から障害を肯定していた、ある程度経済的にも恵まれたなど)」
「乙武さんががんばっているから、あなたもがんばれるはず」と言われたり、そういう目で見られたりすると。
ベストセラーになったことで障害者のイメージが乙武さんになってしまったのでした。

あともう一つのバッシングは乙武さんという存在それ自体に窮屈さを感じる人々の存在でした。
障害者はもともと弱い存在。なのに障害者が著名になると弱者→強者になったと言われる。
せっかく俺は弱者としてみんなに優しくしてもらえたのによけいなことをしやがって・・。
障害があってもハッピーに生きているという風潮が、許せなかった人が多くいたのでした。

障害当事者や家族からのバッシングはあっても世間やマスコミは相変わらず彼を重宝し、業界の中でいろいろ活躍の場を作り、次第に国会議員の立候補者として名前があがるまでになっていきました。
しかし、そんなところにあの騒動がおこったのです。
今度はメディアも世間も「あいつは最低の人間だ」とこき下ろしたのです。

「メッキがはがれたと批判する前に、これがメッキですとアピールしてきたのに、その言葉は誰にも届いていなかった」と乙武さんは騒動の反応にこう感想を述べています。


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