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ひとりごと ~障害・福祉・医療・子育てを考える~

発達障害の子を持つ親として、また医療・福祉・介護にかかわる仕事を 通 して感じたことをつづるブログです.

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内なる差別と偏見

 「内なる差別を見つめて」  朝日新聞の記事より(引用)

 6人きょうだいの中で、ある「障がい」を持って生まれた兄に、父は強い差別意識を見せて接しました。親が子に優劣をつけるという宿命的な感情を末っ子として見続けるなか、幼いなりの正義感から父を憎みました。
 一方、そんな自分の心にも、「兄がいなければ」という内なる差別が潜んでいたことも、確かな事実です。
  (名古屋外国語大学学長  亀山郁夫)


  「差別はいけないこと」だと理屈のうえでも体験的にも感じてきても、時によっては兄弟であっても、いや兄弟だからこそ差別意識を持ってしまうことはあると思います。
 誰の心にも多かれ少なかれ「差別や偏見」は持ち合わせているのです。「私は人を差別しません」などという人がいたらその人は偽善者です。 自分の中にある差別意識を見つめること。

  今、「福島原発いじめ」の話題がニュースをにぎわせています。子どもたちだけでなく、大人も避難先の地域や職場でいじめにあっているという実態があります。
 何か事件や大事にならないと、こういう話題は見えないものとしてかき消されてしまうのです。
 子どものいじめはその親の会話や偏見・差別意識がいじめる子どもたちへも浸透していることを意味しているものと思います。
 
 「弱者マウンティング」・・・・(たとえば)自分たちは毎日必死で働いても生活が厳しいのに、福島の親子は働かなくても賠償金をもらって悠々と暮らしている、といった周囲の見方。そんな考えに至る人たちだっているかもしれません。


 話は変わりますが、 昨今の健康ブームや病気予防のテーマでの講演会や研修会に参加すると、講師の医師や研究者たちはたいてい「福島産の野菜は放射能が高いから食べないほうがいい」「福島沖の魚には放射能に汚染されているから体に悪い」という発言をする人が多いのです。
 そういう話をする講師たちは、たしかに自分も健康には人一倍気を遣って食生活からしてもストイックな生活をしていますし、足りない栄養素を補うべく大量のサプリを食し、お金にはいとめもつけずに体にいい食材を追求している人たちです。
 でも、そういう話を一般庶民が聞くと、「福島の食べ物はあぶない」という情報だけが独り歩きし、「福島は放射能汚染がまだやまない」と思い込み、日ごろ家庭でそういう話が伝達されれば、子どもも次第にそんな感覚に陥ってしまうことを誰が否定できるでしょうか?
 福島産の野菜や魚を買ってくれる市場がなければ福島の生産者の生活も立ち行かなくなります。
 「福島県人への差別や偏見をなくそう」と掲げても、実際大人たちはそうやって不買運動をしたり(表立ってではないにしても、スーパーの店頭に福島産とそうでない品物が並んでいたら、自分はどちらを買っているかということです)しているではありませんか?
 それこそ「内なる差別や偏見」だといえませんか?
 だから、原発いじめの問題はそのいじめの当事者だけの問題ではないと思います。
 私たち一人ひとりの心の中に問われるべき問題だと思います。

 
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