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ひとりごと ~障害・福祉・医療・子育てを考える~

発達障害の子を持つ親として、また医療・福祉・介護にかかわる仕事を 通 して感じたことをつづるブログです.

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卒業式

中学校の卒業式が先日行われた。
 次男1年の2学期からクラスに混ざれなくなって、1年目はフリースペースに居場所を求め、2年目は別室登校、それも午前中だけを卒業式前日まで過ごした。
 毎回、学期末ごとに「次学期はどうする?」と学年主任と担任からは面談を通して質問(尋問?)され、そのつど子どもと親と学校の考えをすり合わせながらやってきた。
 学校というところは、何かと学校のルール(教育委員会の決め事)を押し付けてくる傾向がある。
 適応指導教室に通っていても、当教育委員会の考えは3年性の2学期までしかそこには通えず、3学期は嫌でも学校(クラス)に戻らなければならない仕組みだ。卒業まで通えないのかとある不登校児の親が掛け合ったときは、「高校へ行く準備とするためにも集団で過ごす期間が必要」との判断だからだそうだ。
 学校側(教育委員会)は、先々の課題を考えての措置をとっているのだろうが、当事者の親に言わせれば「クラスに混ざれないから不登校しているのだ。適応指導教室でうまくやれているのにまたプレッシャーをかけたくない。教育委員会の考えは納得できない!」と怒っている。
 
 しかし、実際には卒業式間際になってもクラスに混ざれない子はいる。それはそれで対応するしかない。結局のところは子どもの状況次第。
 今回の卒業式の本番を1次会とすれば、わが子は2次会の方に出席。みんなと一緒の式には『出ない』と自分で決めて出席した午後からの卒業式へ。本人だけかと思っていたら、5人いた。
 学年の先生全員と校長・教頭・学年主任・副主任の書く先生たちの前での卒業証書授与式。在校生もクラスの生徒もいない中で、それでも「式次第」は儀式どおりに流れていく。
 なんか、会場(多目的ホール)で間つけている先生たちの顔はどことなくこわばっているというのか、緊張感のある雰囲気を感じた。
 校長の祝辞もどことなく心からの「祝福」にはうけとれないような感じ。ほとんどの子はいろんな事情で学校に正規通学できなかった子どもたち。その子どもたちを前に「卒業証書」を校長から手渡す。
 校長祝辞のなかで「中学校の過程を卒業したことを証する」ということはどういう意味をもつのか?を考えろと言わんばかりの口調で次へのステップに期待しているというような言葉をかけていた。
 私には「学校に来れなくては本来は卒業単位は上げられないのかもしれないが、一応義務教育だから卒業させてやるんだからな」という口調にもとれた。だって本当に顔はほころんでいないし、目つきは厳しかったもの。各担任からのはなむけの言葉も口調は顔は笑っていても目はいつも笑っていない。担任もぎりぎりまでクラスメイトと一緒に授与式に臨ませたいと働きかけてきたが、そうされればされるほど子供の方が気持ちがついていかなかったから、担任としてもどこか未達成な部分もあったかもしれない。
 長男の時には長男が参加できたことで、学年全員が一次会の卒業式には参列できた。そのことが校長はうれしかったのであろう、「この学年は全員卒業証書をこの場でもらうことができた」と祝辞の際に第一声だった。
 あとで聞いたところによると、次男が帰ったあと夕方からの3次会もあったとか。午後からの式にも出られない子どももいたらしいが、学校の方針としては校長先生から「手渡し」で証書をもらうことが原則だったようだ。校長からもらうことでこの中学を卒業した「証」としたいのだろう。親だけがもらうこともだめだったようで、とにかく子どもが来ないと渡してくれなかったようだ。
 不登校親の会の大御所たちは、「小学校や中学校は学校に行かなくても卒業させてくれるんだから行かなくてもいいのよ」という助言をよく各親の会で言っている。そんな学校の言い分に振り回されないでいいといいたいのだろうが・・・。

 それぞれの教育委員会や学校の立場や考えはさまざまだろう。その中でも当の子どもの思いや親の考えもさまざまだから、一概に「行かなくても証書はもらえるんだからいいんだ」と安易に考えるのはどうしたものかとも思う。
 自分が体験したことがすねての不登校事例に当てはまるわけでもないと思うし、そのときの個人(子どもや親・先生)間の関係性と学校組織の体制や考え方などが皆違うからだ。
 そんなことを考えながら5人の卒業式に親として参列したのでした。 

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